7月の終わりに予告した通り、8/12(月)のコミックマーケット96(4日目)にサークル参加してきました。
インテル入ってる
higechira.hatenablog.com
出展側としては初参加でしたが、おかげさまで50部全部頒布することができました。ありがとうございます。
普段は割とすぐ記事化するのに今回はしばらく沈黙していましたが、先日あった出張前辺りから体調が悪く夏バテ気味で記事を書こうという気力が湧きませんでした。でもだんだん良くなってきています。
それで、せっかくなのでコミケ参加において有益な情報を残しておこうかなと思うのですが、感想を交えてつらつら書いていきたいと思います。
準備
持ち物
お釣り用の小銭は前もって用意しておきます。頒布しているうちに500円は溜まっていくのでそんなに多くなくても良いと思いますが、参考までに私は14枚用意しました。5000円対応のために一応千円札も何枚か持っておきます。最悪南棟なら会場内にケバブ?が売ってたので適当に崩してきてもらいましょう。
肉とかき氷でした
また、値札、テープ、マーカーなどを用意しました。ただし、会場の机はとても狭いので作業には向きません。今回バテてて前日までに用意できず、会場で開場までの間にサークル名の掲示物などを用意しましたが、案内の紙は自宅で作成を済ませたほうが良いです。
多くのサイトで書かれている机のテーブルクロスは今回用意しませんでした。見栄えが気になるならあるに越したことはないですが、私は実際に会場に行ってみて無くても良いと思いました。
あと、お金を入れる缶か何かはあったほうが良いと思います。百均とかでも売ってますが、今回は500円均一だったのでお菓子の空き缶で代用しました。
それと、お金が見える位置にあるのはあんまり良くないと思うので、小さいダンボールの箱を盾にしました。
夏コミなら必ず会場に付く前に飲み物を用意します(会場付近の店は混んでて品切れのことがある)。500mLだと足りないことがあるので、1Lのペットボトルがおすすめです。私は前日に冷凍してタオルにくるんで持っていくようにしています。
頒布物も忘れずに持っていきましょう。
持ち物はそんな感じです。
同人誌の制作と印刷
なんだかんだで本格的な制作は7月中旬からとなってしまいましたが、1週間ちょっとでどうにか仕上げました。せっかくなのでコピー本じゃなくてちゃんと製本しようと思ったので、脱稿は早めにしました。もう少し遅くても入稿できるらしいですが、すでに納期も伸びていたので印刷会社さんのためにもあんまりギリギリにしない方が良いです。
印刷会社さんは、自分の持っている同人誌の中で品質を見たうえで、値段を相談して決めました*1。
ソフトは今回、本文はWordで書いて、表紙はPowerPointを使用しました。本文は白黒のつもりなので良いとして、表紙はカラーであるためイラストツールを使ったほうがCMYKで出力できて良かったのですが、時間がなかったので今回はパワポで作りました。仕上がりですが、若干暗いかな?くらいの感じでした。なお、表紙と中表紙と裏表紙は一枚で作成するのが一般的みたいです(中表紙が無ければ別々でも大丈夫っぽいです)。
サイズは本文はB5で作りましたが、本文、表紙ともに断ち切り前のサイズ(印刷業者にもよるけど縦横3mm余分に大きくする)で作ったほうが無難です。
そして、入稿についてですが、ファイル形式はPDFであれば一応どこも大丈夫みたいです(フォントは埋め込むように設定しましょう)。
当日会場まで直接搬入してくれるところがほとんどですが、私は今回、部数も少なく、事前の仕上がりがどんなもんか見てみたかったので自宅まで宅配してもらいました。ただし、直接搬入のほうが入稿締切が遅かったりします。
ちなみに、万が一の落丁等に備えて予備が付属しています。今回は50部の発注で予備6部でした。
当日の作業
今回は8時に駅に着くように向かいました。待ち合わせ場所ですが、りんかい線国際展示場駅前は混みまくるので辞めておいたほうが良いです。今回ゆりかもめ有明駅改札前集合にしましたが、人が溜まらないのでおすすめです。
配置場所はパイプ椅子が2つしか無いし、スペースもギリギリそれが収まる程度しかないです。南棟は後ろが少し広かったですが、気休めです。
C95で別サークルの手伝いをしたときはスタッフが回ってきましたが、今回は時間まで回ってきそうになかったので、自分でサークル窓口まで見本誌を提出しに行きました。同じフロアでも窓口が複数あったりするので自分のエリアの窓口がどこか確認してから行きましょう。今回私は間違えて自分のエリアと異なる担当の窓口に受付してしまいました(スタッフさんの仕事が増えます)。
荷物は机の下に置くのが基本となります。また、お隣さんに物と訪問者が侵食しないように注意しましょう。
見本誌とは別に閲覧用の見本を置いておくと来た人が安心して見れます。閲覧OKですと言っておくと更に安心します。
片付けは最終日も机の上に椅子を置くだけで良いとのことです。
交流
会場では必ず隣のサークルさんに挨拶をします。今回は親方さんと頒布物を交換したりしました(ボリュームがぜんぜん違うのに申し訳無さを感じました)。
同人誌即売会では「本を読んで買わずに去っていく」というおなじみの試練があります。これ、今まで参加してみて見てきたし、自分も実際にやってたりしていたので、覚悟はできているというか、遭遇しても大丈夫だと思ってたんですが、実際にサークル側として立ってみると結構不安になるもんですね。まあなかなか貴重な経験ですから知ることができて良かったです。尤もこれが即売会です。どんなもんか興味を持ってくれる人が結構いることもわかりました。なかなか難しいですが、もう少し敷居を下げた本を出してみようかなとも思いました(がそんな人にはすでにある、痛快コンピュータ学って本がおすすめだよ!)。
また、会場で実際に頒布するときには中身について感想を言って去っていくジェントルマンもいたりします。今回複数あったのは「NECのオーロラ*2を載せてほしかった」でした。特集ページに取り上げても良かったかも知れませんが、まだ確固としたメリットが確立されているとは言えないので次回以降検討します。補足すると、今回の本でベクトル型は過去のものとして紹介されてると思いますが、「要するにコスパで負けた」と書いていて、私自身は別にベクトル型が技術的に駄目だとは思ってないので、うまいこと使い分けができると良いのかなと思います。
また、余談ですが、私が確認した限りだとAMDは最近TOP500入りしていないのでちょっと強めに気合が足んねぇ!(ニュアンス)と書いていますが、現時点で一位のSummitの後継機にはCPU、GPUともにAMDを採用するらしく、HPC向けにもこれから本腰入れるっぽいです。
今回の状況
会場
南棟は極めて快適でした。常に涼しかったです。一方の西棟は灼熱地獄でした。本当に南棟に配置されて良かったです。
とは言っても来年の夏コミは5月なので、今回みたいにはならないと思います。
待機列の問題
1日目と2日目は学業の方の出張と出展準備に追われていたので、私は3日目から参加しましたが、11時頃に会場に着いたものの、待機列があるとスタッフに言われた方向に向かっても列に辿り着けず、ウロウロしているうちに場所が変わったという声を聞いて、とりあえず駅の方に向かって歩いたら階段の左に列ができていました。もっと駅側にも列があったりして「おかしいなぁ」と思いつつも30分〜1時間弱くらい?で入れたんですが、後から東の駐車場まで列が伸びていたという話を聞きました。
1時間も並んでいない私でさえ暑さでおかしくなりそうだったので、絶句。来場者数が日付の分増えるとはねぇ…
冬コミは対策してくれることを願っています。🙏
カタログの入手性
3日目の時点でカタログが売り切れてしまっていました。orz
つらたん
いつも事前購入しないで当日買いなんですがいままでは3日目でも売っていましたし、自分のサークルの載ったカタログが手に入らないなんてまさか思ってなかったんで、次回は是非部数を増やして〜
最後に
C97も申し込んだので、当選したら是非会場で会いましょう!
既刊も今回の半分くらいは持っていくつもりです。
感想もお待ちしています。